ビジネス英語

ドイツ人の英語力と働き方

Hallo zusammen! みなさんこんにちは☺

わたしは以前、日本にあるドイツ企業で貿易事務をしていました。

当時は毎日ドイツをはじめ、フィンランド、フランスなどのヨーロッパ企業の取引先とメールや電話をしていましたが、その中でもダントツでやり取りが多く、同時に文化の違いで苦労することも多かったドイツ人。

この記事ではドイツ人の働き方と、日本とは違う仕事に対する考え方をご紹介します。

ドイツ人と有給休暇~消化が基本~

ご存知の人も多いと思いますが、ドイツは働く環境が最高とも言われています。

これはドイツの労働に関する法律が影響していて、1日に8時間を超える労働をしてはならない。もし残業する場合も最長10時間までとされ、残業時間分は他の日に早く帰るなどをして帳尻合わせをする必要があります。

そのため日本のように残業代が支給されるのではなく、残業した時間が「貯金」され、休みに変わるというシステム。これを労働時間貯蓄制度といいます。

日本もだいぶ残業に関しては厳しくなってきましたが、ドイツはさらに労働時間に関する監視が厳しく、雇用主が従業員に対して基準の労働時間を超えて働かせた場合には罰金刑が課されることもあるとか。

有給休暇については法律で週5日勤務の場合で年間20日(週6日勤務の場合で年間24日)の休暇取得が義務づけられています。

これは休みが少ない日本人から見るとうらやましいシステムですね。

警察官であっても同様に休暇が取る権利があります。

わたしの彼は以前、休暇で3週間日本に滞在しました。普段の公休日に職場からの電話連絡などもないそうです。

ドイツと取引するときの注意点

ドイツが休みが多く働きやすいという文化は評価できますが、反対にドイツと取引をする日本側からすると、納期などの関係から本当に気を付けなければなりませんでした。

いきなり担当者が休暇でいなくなる

取引先のドイツ企業の担当者が長期の夏季休暇などの休暇に入ってしまうと、一応その担当者が不在中にカバーする担当者を紹介してくれることはありますが、その代理の人も本来の業務の片手間(言い方が良くありませんですが…)のようなところもあり、思うように仕事が進まないことも多々ありました。

親切でないなと思ったのが、2週間も休暇に入るのに、そのお知らせが直前なんです!

入社したばかりのときには「もっと早く言ってよ~!」とため息がでたものですが、慣れてくると、こちらの仕事が滞らないように、事前に休みの予定を聞くようにしました。

ドイツの祝日は要チェック

ドイツは州ごとに祝日が違うので、ドイツのカレンダーを事前にチェックしておくように工夫していました。

イースター休暇も日本にはない文化なので、うっかり忘れてしまうと納期に影響を及ぼすばかりか、銀行も休みになってしまいます。(Bank holidayと言います)

支払い期日に間に合うように日本から送金手配したとしても、ドイツの銀行が動かないと送金が完了したとは言えない状況に。

ドイツのみならず、海外取引する上で一番信頼に関わってくるのが支払い期日。

外国の企業はドライなので、期日を守らないといくら長い付き合いのある取引先とはいえ、取引中止ということにもなりかねないため、細心の注意が必要です。

自分の職務範囲を超える仕事はしない

ドイツでは、就業する際の労働契約で「職務内容(Job Description)」が詳細に定められており、その職務範囲を超える仕事はしません。

この辺りは日本の「助け合い」文化で育った日本人から見ると、本当にドライ・省エネだと感じます。

例えば、ドイツの担当者に急ぎの件でメールをしても、「それは私の仕事じゃないから〇〇に言って」というような返答。

そしてその担当者が休みの場合。

代理の人がカバーしてくれることもあるのですが、優先事項でなければ後回しにされますし、その日のうちに返信がないなんてこともしょっちゅう。

「いついつまでに返事がほしい。なぜなら~」としっかり期日を言っても守られないこともありました。

ドイツとの時差7~8時間ある中で、この辺りは本当に苦労しましたし、どうすれば彼らを動かせるのかよく考えたものです。

ドイツ人の英語力は?

ドイツ人の英語力は?と聞かれると、「人によるが、話せる人が多い」という印象です。

私の経験からお話しさせていただくと、若い人と海外取引のあるビジネスマンは英語力は高いことが多いです。

しかし、私のドイツ取引先の中でも大企業の人は概ねレベルの高い英語力、交渉力がありましたが、小さな企業で海外との取引が少ない企業の人は言葉に詰まるところも見受けられました。

ドイツ人の若い人は高校時代に英語圏への留学を経験する人も多く、私がスペイン短期留学で知り合った大学生の女の子はとても流暢な英語を話していました。

私の彼で言うと、16歳から警察学校に進んだため、英語を学ぶ機会がなく、大人になってから独学で勉強したとのこと。実際のところ、私の方が英単語の語彙力はあるかもしれませんが、発音はさすがに彼の方がきれいです!

年配の方においても、英語力は人によります。

私の彼の義理のお父さんは70代ですが、独学で英語を勉強したとのことでしたがとても流暢でしたが、お母さんは全く話せず。(余談:救急車のambulanceだけ通じませんでした。ドイツ語で救急車は “Krankenwagen”と言って全く違います。)

ドイツ人が英語を話せるかというと全員が話せるわけではありませんが、ドイツ語には英語と似ている単語や綴りが全く同じ単語も数多くあるので、英語学習のハードルは日本人ほど高くはないでしょう。

ドイツ人との取引で学んだこと

このように約3年間のドイツと取引をする中で、思うように仕事が進まずいらいらすることも多々ありましたが学んだこともあります。

それは、もうちょっと遊び心を持っていいんじゃない?楽しむことを許していいんじゃない?ということ。

もちろん、日本人の責任感・プロフェッショナル精神は日本の誇りであり、文化ですが、働き方においてはそれにより、大切な家族との時間、友人との楽しい時間が削られていることも事実。

ヨーロッパ圏内でも富裕国として知られるドイツ人と働いたことで、新しい視点が生まれ、世界が広がりました。

みなさんはドイツ人の働き方についてどう思われますか?

 

 

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Miho
ドイツ人彼氏との国際遠距離恋愛について書いています。主に国際恋愛、ビジネス英語、ドイツ語学習、ドイツ語やスペイン語のエンタメについてもシェアしています。
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